【ミスチル・オススメ・名曲】「Mr.children」がとにかく好きなんだ『彩り』編の話
今回の曲は、CMの曲として使われたり、MVが作成されたこともあり、
シングル曲ではないが、割と知名度が高いかもしれない。
今回の曲
今回選んだ曲はコチラ。
『彩り』
2007年3月14日にリリースされたオリジナルアルバム
『HOME』に収録された曲であり、アルバムのリード曲でもある。
後に2012年5月10日にリリースされたベストアルバム
『Mr.Children 2005-2010
『HOME』というアルバムのテーマを象徴するような、
あたたかくてオーガニックなミディアムテンポの曲である。
曲が作られた背景
この曲は「ap bank fes」で披露することを想像しながら作られた旨を
桜井さんは語っている。また、小林武史に「もっと世界に向けて」という無茶振りを
それは違うんじゃないか、と思い、その違うと思った理由を見つけ出すかのように、
この曲を書き上げたという。
普通のフェスとは違い、とても穏やかな雰囲気のため、
このような曲が出来上がったのであろう。
そして、この曲を軸に、『HOME』の他の曲も出来上がっていったという。
また、桜井さんは、「ミスチルはあたたかい」と言われていたが、
過去の作品を改めて聴くと「そんなにあたたかくないな」と思ったようで、
もっとあたたかい曲を、という意図もあったようだ。
あたたかすぎて・・・
小生は当初、『HOME』というアルバム、そして『彩り』自体、
「どうなんだろう?」と良さを見出すことが出来ずにいた。
小生は決して「ミスチル」を「あたたかい」なんて思っておらず、
むしろ社会を風刺する歌詞や、ぐちゃぐちゃな大人の恋愛を描いた歌詞に
惹かれていた節があったので、ここまで「あたたかさ」に特化したものを
すんなり受け入れることが出来なかった。
(でも『やわらかい風』は最初から好きだった)
『やわらかい風』の記事はコチラから↓
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しかし、LIVEでのパフォーマンスを見て、180度変わってしまった。
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このピアノ1本で一番を歌い上げるアレンジ。
そして2番から入ってくるバンドサウンド。
「あたたかい」か「あたたかくない」かとかどうでも良く思わせてくれた。
「イイ」もんは「イイ」のである。理由なんか考えなくていい。
(こうやってコロコロ気持ちが変わるのは日常茶飯事)
歌詞に関して
歌詞に関しては、ここでは深く考察しないでおく。
というのも、歌詞にものすごく惹かれた、という感情があまりないからだ。
アレンジやメロディ、そしてLIVEでもパフォーマンスだけで、
この曲は小生にとって十分だからだ。
とはいえ、中身についてはチラッと触れたいと思う。
この曲を要約すると、普段何気なく行っている仕事、行動、言動など、
まるで意味のないように思えて、実は回りまわって世界を変えているかもしれない。
だから意味がないことなんてないんだ、という内容である。
桜井さんが普段から「日常」を大切にしていることは、
この曲が発表される前から分かっていたことで、特に驚くべき内容ではなかった
ということもあったのかもしれない。
また、1番のAメロの出だしが「ただ」で、2番のAメロの出だしが「いま」で
足して「ただいま」となっている(「ただいま」という歌詞が曲中にある)という
「言葉遊び」がすごい、みたいなことをテレビでやっていたが、
「言葉遊び」として取り上げる曲は、この曲以外にももっとすごいやつがあったろうに、
と捻くれた感情をもった人は小生だけではあるまい。
ピアノアレンジに関して
この曲は、特にピアノアレンジが全面に出ていることにより、
アンチ「コバタケ」にしてみたら、気に食わないと思うのは仕方ない。
しかも、その分ギターが目立っていないわけで、
田原さんファンにしてみたら、納得いかないのは当たり前なのである。
しかし、それを補って余るくらいに「コバタケ」はすごい。
アレンジが神がかっている。この曲にしてもそうだ。
そんな「コバタケ」のピアノアレンジが超絶光るところも
注目して聴いてみていただきたい。
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