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【ミスチル・新アルバム】「Mr.children」がとにかく好きなんだ 『SOUNDTRACKS』編の話

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前置き

年末はこのアルバムのプロモーションで
TVに出まくった「Mr.Children
ほぼすべての局(といっても過言ではない)
のタイアップ曲が網羅された
このアルバム。つまり既出曲ばっかなのである。
そしてそれはアルバム『シフクノオト』の
デジャブだと感じたのは小生だけではないだろう。
(『シフクノオト』はいいアルバムだけどね)
しかも全10曲ときたもんだ。
あんまり期待できないかも・・・。
と一抹の不安を抱えつつ・・・。
そんな最新アルバム『SOUNDTRACKS』の
レビューをしていきたいと思う。
いまさらなんて言わないで。遅くなってすみません。

まずはアルバム全体について。
『SOUNDTRACKS』は、
2020年12月2日にリリースされた
Mr.Children」の20枚目のオリジナルアルバム。
ロンドンとロサンゼルス(つまり海外)で
レコーディングしたことをやたら強調してくる。
確かに全体的に良くも悪くもアレンジが
いつもと違う感じはする。
これが新しい「Mr.Children」の音だ、
と言われたらそれはそれで納得する。

というわけで、ここからは全曲レビュー。
あまり細かくやらないので悪しからず。

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1.『DANCING SHOES』

まずは1曲目「DANCING SHOES」。
この曲は、まさに「Mr.Children」のアルバム1曲目
といった仕上がりだと思う。
イントロからAメロBメロにかけて、
ダークな曲調で進行するあたり、
アルバム『DISCOVERY』の「DISCOVERY」、
『Q』の「その向こうへ行こう」、
『シフクノオト』の「言わせてみてぇもんだ」や
『SENSE』の「I」などを
彷彿させるさせるなあ、って途中までは思っていたが、
サビからとてもポップな曲調に変わる。
サビを聴いてからの印象は、
『Q』の「CENTER OF UNIVERSE」や
SUPERMARKET FANTASY』の
「終末のコンフィデンスソング」
に然も似たり、といった感じか。
まあ無理やり似ている曲を
書き出してみた感は否めないけど・・・。
兎にも角にも盛り上がるアゲアゲアッパーチューン。
そしてさらに歌詞については、
桜井節全開の韻踏みの嵐。
この曲こそ、「Mr.Children」の
王道なのではないか。
そう感じた。結構好き。

2.『Brand new planet』

続いて2曲目「Brand new planet」
フジテレビ系ドラマ『姉ちゃんの恋人』主題歌。
この曲は言わずもがな
(って過去記事で感想言っちゃってるけど)、
良曲中の良曲。歴代のランキングにインするくらいだ。
というわけで、過去の記事をご参照ください。

『Brand new planet』の記事はコチラ↓
www.bystonwell-blog.com

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3.『turn over?』

続いて3曲目は「turn over?」。
TBS系ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』主題歌
この曲は、主題歌となっていたドラマを
見ていたせいか(ドラマ批判みたく聞こえちゃうけど)
あんまりパっとしない印象だった。
あのドラマにはこの曲は合わないと思う。
さらに、終始淡々と曲が進行していく印象を受けて、
そういう曲は小生的にはあまりお好みではない。
曲調は全然違うが、
アルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』の
「ファスナー」や
『HOME』の「SUNRISE」みたいな感じ。
個人的なイメージです。
(「SUNRISE」はライブでかなり化けて、
もう淡々曲のイメージないけどね)
曲調的には尖ってない「旅人」。
ってな例えどう?わかってくれるかな。
でも、アルバムの中の一曲として聴くと、
なんかいいかも、ってなる。
スパイス的な存在となっている。
曲調的にライブ化けはあまり期待できないけど、
ライブでやったら印象は
また変わってくるんだろうな。

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4.『君と重ねたモノローグ』

続いて4曲目「君と重ねたモノローグ」
映画『ドラえもん のび太の新恐竜』
の主題歌となっている。
いわゆるバラード調ではあるが、
アウトロが狂っている(いい意味で)。
そのせい(おかげ)でオーラでいうと
特質系の分類になるのだろうが、
アウトロを除くと、あまり特徴がなくなってしまう。
全体的にダレた印象を受けてしまった。
しかしながら、この曲を
ドラえもん」の主題歌にもってくるあたりは
さすが、といったところか。
そしてアウトロのせい(おかげ)で
歴代でも最長時間の曲となっているみたい。

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5.『losstime』

続いて5曲目は「losstime」。
この曲は箸休め的な曲なんでしょうか。
どういった意図があってのことなんでしょうか。
さっぱりわからんが、
このアルバムのテーマであろう
「生と死」に関連する、ということは
歌詞から察することができる。
曲調的にはアルバム『REFLECTION{Naked}』の
「街の風景」の前半部分、
といった感じだろうか(あくまで曲調の話です)。
うーん。感想含め、諸々なんとも言い難い曲である。




6.『Documentary film』

この曲はこれまたアルバム発売前から
公開された形となった。
そして今回のアルバムのリード曲だと思われる。
各局の歌番組でほぼほぼ歌ってたしね。
意味深なタイトルを持ってくるなあ、
と最初知ったときは思ってたんだよね。
しかも曲の雰囲気も想像しにくい。
とはいえ、ある程度は予想していたが、
曲調は予想のナナメ上だった。
そして初聴きの際「Brand new planet」
ほどの衝撃は感じなかったのだが、
さすがは「Mr.chileren」。
スルメのように噛めば噛むほど、
ボディブローのようにジワジワと、
気が付けばヘビロテしております。

ギターソロも『重力と呼吸』の
「here comes my love」のような
桜井さんのギュインギュインいわせた
ソロのほうが合うのにな、
とか最初思ってたけど、
今となってはあのシンプルで多くを語らない
田原さんのソロじゃないとありえない!
という風に心変わりしております。

「Mr.chileren」お得意の
ミディアムバラードではあるのだが、
アレンジはいつもと感じと違うような。
ロンドンでレコーディングした影響なのか、
終始ダークな雰囲気を纏わせ、
ちっとも救われない気持ちになる。
でもそういう曲好きなんだよね。

1つ文句があるとすると、
「MV」はなんだかなあ、って思っちゃった。
曲にまつわる物語、
みたいな「MV」はこの曲には要らない。
個人的にはそう感じた。

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7.『Birthday』

続いて7曲目は「Birthday」。
映画『ドラえもん のび太の新恐竜』主題歌。
これまた「ドラえもん」の映画には
いい意味で相応しくない一曲である。
とはいえ、「毎日が誰かのバースデイ」
の歌詞(竹内まりあ的な)にあるように、
また、アレンジもアップテンポで疾走感を
感じられるものから、ある程度映画に
寄り添っているのも感じられる。
歌詞の内容は
アルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』
の「蘇生」のような、
曲調的には同じく
『IT'S A WONDERFUL WORLD』の
youthful days」のような、
ざっくり言うとそんな印象を受けるが、
何よりも、やっぱりアレンジが
今までの「Mr.Children」にはなかった
ものではないだろうか。
この曲が一番顕著にそれが出ている。
そう感じた。
それが良いか悪いかは別の話だけど。

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8.『others』

続いて8曲目は「others」。
キリンビール麒麟特製ストロング」
のCMソングである。
この曲はアルバムの中でも割と早く
メディアに流れていたのではないだろうか。
もう遥か昔から聴いていた錯覚に陥る。
それゆえ、フルで初めて聴いたときも
新鮮さはまるでなかった。
それが既出曲の怖いところだよね。

とはいえ、この曲はいわゆる
「浮気」の曲であるのだけれど、
やっぱり表現の仕方が他と
一線を画しているよね。
そこはさすが、としか言いようがない。

かなり無理があるけど、強いて言うなら
アルバム「Q」の「つよがり」みたいな?
雰囲気?イメージ?違うか?

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9.『The song of praise』

日本テレビ系列朝情報番組『ZIP!』2代目テーマソング。
こちらもかなり早くからの既出曲。
だもんでフルで聴いても全然グッと来ない。
聴き飽きた感が出ちゃうなあ。
そしてオーオーコーラス好きだなあ今回。
「Birthday」でもやってるし。
2曲は要らなかったんじゃないかな。

これまた難しいけど、例えるならー
あー全然違うって声が聞こえそうだけどー
アルバム『[(an imitation) blood orange]』のー
「End of the day」って感じかなー。
ちょっと苦しいなー。

10.『memories』

最後の曲は「memories」。
伴奏はピアノとストリングスだけで構成されており、
(つまりバンドサウンドではない)
アルバム「Q」でいう
「安らげる場所で」的な立ち位置か。
初聴時は「ん?」って感じだったけど、
YouTubeで期間限定で公開された
セッション映像では、
「固く目を瞑って〜」からの歌い方を
オリジナルとは変えてきて、
それがもう圧巻だった。
桜井さんの歌唱力に脱帽ですわ。
その動画を見てからこの曲の
イメージがガラリと変わった。
さらにその時は久々の「コバタケ」氏
とのセッションだったため、
ミスチルの曲をセッションするのはいつぶりだろうか)
テンション爆上がりとなった動画であった。
(期間限定のため、今は閲覧不可)
オリジナルもこの歌い方にすればよかったのに、
と最終的には不満が出る結果となった。

セッション動画、再UPしてくんないかなあ。

まとめ

お気づきの方も多いと思うが、
敢えて過去曲を用いたレビューにしてみた。
ピンと来た方も、そうでない方も、
そして文句を言いたいいらっしゃると
思うが、そこはご愛敬ということで。
全10曲と前作に引き続き少ない曲数と、
既出曲が多いという
「マイナスからのスタート」だった
このアルバムだが、
最終的には「割といいアルバムじゃん」
という結論に至った。
無駄なものを削ぎ落とした
新しいアレンジなど、
「挑戦」や「進化」をこの
アルバムから感じた。
そんな小生の思いとは裏腹に、
「これ以上の作品を作れる気がしない」
という事実上の引退宣言をしている
桜井さんではあるが、
似たようなフレーズは
過去にも発言しているので
あまり気にはしていない。
雑誌のインタビューでも
新しい曲を手掛けている
ような話もしてたし、
引退はもうちょっと先じゃないかな。

最後に、小生は予言する。
次回作は「コバタケ」氏とのタッグを
復活させる、ような気がする。
一、二曲ぐらい。
なんだかんだ「コバタケ」氏のアレンジは
良かったからね。


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