【プロレス】好きな日本のプロレスラーを挙げてみた①(まずは3人)の話
今回は小生の好きな
プロレスラーについて語りたい。
このブログをまじまじと
見ている人なら察しがつくであろうが、
やはりあの二人は出てきます。
いい加減にしろ、いいかげんに1000回、
と和田アキ子なら言いそうなものだが、
そこはご愛敬ということで。
今活躍している選手も紹介したいところだが、
まずは古き良き時代の
レスラーを紹介する、
ということで。
(今もいいプロレス時代だと思ってます)
1.三沢 光晴
・THEプロレスラー
小生にとっての「THEプロレラー」
といえばこの方である。
この方のおかげでプロレスの
本当の魅力を見出すことができた、
といっても過言ではない。
プロレスとはエンターテイメントであり、
一部ではショービジネスと称されているが、
この人のプロレスには
「真剣」・「本気」が常に感じられ、
純粋な「プロレス」が味わえる
ような気がした。
(いわゆるこれが
「四天王プロレス」というものであろう)
涙が出るほど感動する試合があるほどである。
※「四天王プロレス」とは・・・
リングアウトや反則など
プロレスが持つ不透明な要素を排除して
ピンフォールによる決着のみを目指し、
相手を立ち上がれない状態に追い込むために
脳天から垂直に落下させる技や
高角度でリングから場外に落とす技を
多く繰り出したプロレスのこと。
(ウィキペディアより)
・多彩な技
かつては「タイガーマスク」として
ジュニアヘビー級として
覆面レスラーを経験したことから、
ヘビー級になってもロープ際やコーナーから
場外へ向けての空中殺法を
頻繁に繰り出すなど、
多彩な技を披露していた。
また、ベテランになっても
「エメラルドフロウジョン」などの
新たな技を開発するなど、
試合を盛り上げることに余念がなかった。
そして「エルボーパット」という地味な技を、
1つのプロレス技として
広く世間に知らしめたのは、
この方の功績が大きいであろう。
・人柄
普段は無口で真面目、
というイメージが強いが、
テレビ番組などでは、
意外とおしゃべりでそしてエロい。
また、NOAH
(三沢が作ったプロレス団体)の
旗揚げ直後、自身と同じように
全日本プロレスを辞め、
付いてきてくれたレスラーに
給料を支払うため、
自身の保険を解約したり、
自身の家を担保にして
お金を借りたりした、というエピソードや、
他団体の親しい選手の引退試合を主催し、
その収益全部を引退選手へ渡す、
というエピソードから、
仲間を大切にする、というイメージが強い。
そういった面から、ファンだけでなく、
同業者からも慕われ、
プロレスラーとしての
地位を確立したと思われる。
・三沢の最期
「三沢光晴」という偉大なレスラーは、
46歳という若さでこの世を
去ってしまうのだが、
致命傷がリングの上で
バックドロップを喰らったこと、
というのが、何とも切ない。
プロレスラー冥利に尽きる、
といえば聞こえはいいが、
本人は望んでいなかったかもしれない。
そもそも三沢自身の身体が悲鳴を上げていて、
もう限界だった、という話もある。
しかし三沢は選手を引退しなかった。
というよりできなかったのだろう。
ファンは「プロレスラー」としての
「三沢」を望んでいて、
それは本人にもわかっていたのだろう。
それくらい「華」がある
唯一無二のプロレスラーだった。
2.小橋 建太
・素と試合のギャップがすごい
小橋建太というプロレスラーの
すごいところは、
どこまでも愚直にプロレスと
向き合っているところだ。
その愚直さが時には残酷さを兼ね備え、
危険な技を繰り出させる。
その顕著な例として、2003年に行われた
蝶野正洋との一騎討ちでは、
何度も起き上がってくる蝶野に対して、
あの危険な技の代名詞、
「ハーフネルソン・スープレックス」
を計6発を叩き込んだ。
-「ハーフネルソン・スープレックス」とは-
ハーフネルソンの体勢から左手で
相手の前タイツ部分を掴み、
そのまま後方に投げる。
受ける側は脳天から
まっさかさまに投げ飛ばされる。
ウィキペディアより。
また、「スリーパースープレックス」なる
危険極まりない技を使っちゃったりする。
要はスリーパーの状態から
そのままスープレックスしちゃう、
というシンプルなのか、やっつけなのか、
とにかく力任せでぶん投げる、
みたいな技を使うのである。
首固定しているからとにかく危険なのだ。
と、いうように、
ベビーフェイスで有名な小橋だが、
試合になると人が
変わったかのように非情になり、
相手が起き上がらなくなるまで攻め続ける。
その素と試合時のギャップが魅力的なのだ。
ただし、自分が攻められることには弱い。
すぐに起き上がれなくなる。
そして場外へ逃げる。
それでも最終的には勝っちゃうわけだから、
すごい。
・フィニッシュ技に華がある。
先ほど触れた
「ハーフネルソン・スープレックス」
(これは何度も連発する技と化したが)
のほか、「剛腕ラリアット」
「ムーンサルトプレス」
「リアル・ブレーンバスター」
「バーニングハンマー」など、
フォールに繋がるフィニッシュ技に華があり、
試合が長時間になっても見ていて飽きない。
フィニッシュ技が相手にひとつずつ返されて、
後がどんどんなくなって来てからが
この人の真骨頂。
次はどの技を繰り出すんだ?
もしかして封印したあの技?
なんて期待がどんどん膨らみ、
試合に色を添える
(でもこの感覚になるのは
対三沢戦だけかもしれない)
・ケガ、病気が多い。でも復活する。
膝のケガが多く
(ムーンサルトプレスを
得意技にしている人には付き物)、
その度に長期離脱を免れない。
でも必ず復活する。
そしてなぜか強くなってる。
2006年には腎臓がんになるが、
これも復活。その直後に両膝のケガで
長期離脱するもこれまた復活。
その後もケガ⇒復活を何度も繰り返す。
だから鉄人と呼ばれる。
しかし、その時は来てしまう。
さすがに歳も重ね、
ケガ+歳には勝てなかったか、
惜しまれつつも2013年に引退した。
これほどケガ、病気の長期離脱から
復活を何度も経験し、
且つ強くなって帰ってくる、
というプロレスラーは小橋くらいだろう。
3.武藤 敬司
・プロレスセンス抜群の男
世の中には2種類の人しかいない。
センスがある人とセンスがない人だ。
「武藤敬司」はプロレスセンスの
塊のような人だと
小生は思っている。
「三沢光晴」もまた、
プロレスラーとしてはセンス抜群だと思う。
しかし武藤と三沢の
「センス」には違いがある。
三沢の場合は技においての
センスが長けている、
という言い方が正しいと思う。
武藤の場合はプロレスそのものの、
センスが長けている。
自分が出場した試合においては、
エンターテイメントとしての
プロレスの最初から最後まで、
ずば抜けたセンスで観客を魅了する
武藤の得意技は結構地味なのが多いが、
その事実をも軽く凌駕し、
有り余るくらい華がある。
武藤に掛かればどんな技を使っても
一瞬で空気を変えることができる。
そんなプロレスセンスの持ち主なのだ。
・入場曲が秀逸
これも「プロレスセンス」に
関連した内容になるが、
入場曲のセンスが抜群。
「Hold Out」をはじめ、
歴代の入場曲は10数曲あるが、
どれも素晴らしい。センスの塊。
武藤自身が曲云々にどこまで
関わっているのかは定かではないが、
最終的にOKを出すので武藤自身なんだから、
やっぱり武藤のセンスだよね。
・「グレート・ムタ」
武藤といえばやっぱり
「グレート・ムタ」の話は外せないであろう。
日本のプロレスに革命を起こした
といっても過言ではないくらいの
キャラクターを造りあげた。
ムタ以前とムタ以後では、
プロレス界の歴史が変わったほど、
影響力は計りしれない。
数多くのオマージュがあり、
それはプロレス界だけにとどまらないくらい。
顔面ペイント、毒霧など、これまでの
日本のプロレスには馴染みがなかった
奇抜なアイデアで、プロレス界を盛り上げた。
この貢献度は紫綬褒章ものだと小生は思う。
そして武藤が一番凄いのは、
58歳(2021年現在)にして
未だに現役であることだ。
色んな団体を渡り歩いてることも凄い。
若い頃のキレなどはもうないかもしれないが、
今の武藤ならではのプロレスを表現している。
生涯現役でいて欲しいものだ。
長くなってしまったので、②に続く・・・。
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